CohesityとVeritasは、CohesityがVeritasのデータ保護事業を統合し、同事業をVeritasから切り離し、データセキュリティとデータ管理における新たなリーダーを形成することで合意したと発表した。

CohesityとVeritasのイノベーションを組み合わせることで、包括的なマルチクラウドデータ保護ポートフォリオおよびハイパーコンバージドプラットフォームを企業に提供。両社は合わせて300億ドル以上のTotal Addressable Marketを目指す(データ複製・保護ソフトウェア市場を含む)。GTMの拡大、地理的拠点、並びに研究開発リソースの拡大により、新規顧客の採用を加速し、データセキュリティおよびデータ管理セグメントにおけるソリューションの展開を促進できるという。
今後、Veritasの「NetBackup」、NetBackupアプライアンス、Altaデータ保護製品だけでなく、Cohesityのすべての製品およびサービスのロードマップと戦略への投資と推進を継続するとともに、両社のテクノロジーを組み合わせた統合ソリューションの提供に向けて取り組んでいくとしている。
CohesityのCEO兼社長であるSanjay Poonen氏が、CEO兼社長として統合後の組織を率いる。またVeritasのCEOであるGreg Hughes氏は、取引完了後、取締役会メンバーおよびSanjay Poonen氏の戦略アドバイザーを務めるという。
なおVeritasは、残りのInfoScale、Data Compliance、Backup Exec事業で別会社「DataCo」を構成する。現在Veritasの戦略・製品のシニアバイスプレジデントであるLawrence Wong氏が、CEOを務める予定だ。
【関連記事】
・「Cohesity Data Cloud」にRHEL採用 CentOS Linux 7から移行へ
・シスコとHPE、「Cohesity Cloud Services」提供 企業のデータ管理を支援
・約78%が身代金の支払い検討──Cohesity、グローバルデータセキュリティに係る調査結果を報告
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア