日本IBMは、Graniteモデルシリーズの一つとして日本語性能を向上したGranite日本語版モデル(granite-8b-japanese)を、米国時間2月29日より提供開始すると発表した。
IBM独自の基盤モデルであるGraniteモデルは、生成タスク用に設計されたモデル。インターネット、学術、コード、法務、財務の5つの領域から得たビジネスに関連するデータセットで学習を行い、IBMがビジネス用途向けにキュレーションしているという。
今回発表したGranite日本語版モデルは80億のパラメーター・モデルであり、エンタープライズ・グレードの日本語能力を備えたもの。日本語に特化した言語処理を導入することで、日本語の文章を効率的に処理できるという。同社はこれにより、顧客が自社のニーズに適した日本語基盤モデルを選択し、AI活用を加速できるとしている。
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