ディーカレットDCPは、同社が事務局を務める「デジタル通貨フォーラム」において、100を超える企業・自治体・団体が参加し、デジタル通貨の価値や意義を検討する取り組みにおいて、インボイスチェーン分科会を2024年5月に設立する予定だと発表した。
デジタル通貨フォーラムは、デジタル時代にふさわしい金融インフラを構築し、経済・産業の効率化と発展に貢献すべく、様々な企業・団体とともにデジタル通貨「DCJPY」（仮称）の価値や実用化を検討するもの。
インボイスチェーン分科会では、サイロ化している各会計サービスや決済サービスの統一規格の検討や、法人企業間決済に関わる課題について議論を行っていくという。具体的には、ブロックチェーン技術を活用した業界標準システムの構築およびデジタル通貨DCJPYによる課題解決が可能かなどを議論・検討するとしている。同分科会の参加企業には、インターネットイニシアティブ（IIJ）やオービックビジネスコンサルタント（OBC）、日立製作所、ツルハホールディングスなどがいるという。今後も企業の参加を募っていくとのことだ。
インボイスチェーン分科会のグランドデザイン
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同分科会が目指す法人企業間精算における業界標準システムの構築では、導入済みの既存システムを活用したまま必要な情報の自動収集・処理を行うことが可能。これにより、法令対応にかかる個社システムへの改修費用の削減や、取引先との債権債務残高の一致確認などの確認作業、社内他部署との情報連携にかかる人手や時間を削減できるとしている。
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