アマゾン ウェブ サービス ジャパン(以下、その関連会社も含め総称して「AWS」)は、SBI証券が、国内株式にかかるオンライン取引システムをAWSクラウドに移行したことを発表した。
SBI証券は1200万を超える証券総合口座数を有しており、今回の移行により1日あたり2兆円を超える国内株式の取引がAWS上で実行されることになるという。また、「AWS Cloud Development Kit」を活用してInfrastructure as Code(IaC)を実装することで、オンプレミスのインフラストラクチャと比較して半分以下の期間でキャパシティを拡張できるようになり、株式取引需要の急増にも対応できるようになるとしている。
SBI証券は、2026年をめどに、その他の業務システムもAWSクラウドに順次移行していく予定。移行業務を効率的かつ短期間で進めるために、「Amazon Bedrock」の活用も検討しているという。
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