CData Software Japan(以下、CData)は、クラウド・DBデータのETL/ELTデータパイプラインツール「CData Sync」のV24をリリースした。
CData Syncは、業務データをデータ分析のためのデータウェアハウス(DWH)にロードできるETL/ELTツール。今回発表したV24では、SaaS提供版の「CData Sync Cloud」のリリースに加え、以下のような機能追加を行っているとのことだ。
SQL ServerからSalesforceへのリバースETL
リバースETLは、DWHからSaaSアプリケーションへデータを書き戻す機能。V24では、Snowflakeに加えて、Microsoft SQL ServerからもSalesforceへの書き戻しが可能になったという。
dbt Cloud統合の強化
dbt Cloudは、DWHに収集したデータを分析に適した形に変換するためのサービス。CData Syncは、dbt Cloudとの連携によってTransformationをサポートしている。V24では、新たなdbt Cloudの認証方法に対応。APIキーに加え、サービストークンでの認証に対応したとのことだ。また、dbt Cloudの対応リージョンをAustralia(APAC)、EMEA、Custom Single Tenantに拡大している。
SAP ERP:CreateFunctionSchemaストアドプロシージャのサポートで、実行結果のレプリケートが可能に
今回のV24に搭載されるSAP ERPコネクタでは、CreateFunctionSchema(ストアドプロシージャ)をサポート。これにより、ストアドプロシージャ経由でSAPの関数に基づいたビューを作成できるようになり、関数の実行結果を宛先にレプリケートするといったシナリオに対応できるとのことだ。
その他にも、Oracleシノニムをデータソースとして選択できるようになったり、動的な期間指定が行えるCData関数を追加したりなどのアップデートが行われているという。
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