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東芝デジタルソリューションズ、「生成AI標準活用基盤」を開発 第1弾はドキュメント活用サービスを提供

 東芝デジタルソリューションズは、提供する各種ソリューションの機能要件に合わせて生成AIを即座に導入できる標準部品群と、顧客が生成AIを利用する際に必須となる権限管理や文書管理のセキュリティ管理と情報保護機能を備えた、生成AI標準活用基盤を開発した。

 同基盤は、生成AI活用のための共通機能として、利用者の権限管理や文書管理、情報保護機能、RAG機能などを備えるとともに、「社内文書・ナレッジ活用」「工場データ・現場適用」「設計・開発業務応用」の領域で様々な機能要件に応じて必要となる生成AIの応用機能群を合わせて標準部品化しているため、ソリューションごとの個別開発が不要になるという。

 さらに、生成AIの技術の進歩に合わせたアップデートや動作検証を同基盤に集約することで、各ソリューションにおいて生成AI技術を活用できる。同社は、同基盤を活用した新規の機能やソリューションの開発を行うとともに、既存ソリューションの顧客向けにも生成AIを活用した新たな機能の開発を行うとしている。

 同基盤を適用した「社内文書・ナレッジ活用」領域のソリューションとして、ドキュメント活用サービス「コメンドリwith生成AI」の提供を開始した。コメンドリwith生成AIは、民間企業や自治体などの顧客向けに提供する、チャット形式で社内文書の検索やヘルプデスク機能などが利用できるチャットボットシステム。コメンドリwith生成AIの特徴は次のとおり。

  • 回答根拠をその場で表示、生成AIの答えの確からしさを確認:回答の要約と、根拠となるドキュメントの該当箇所を合わせて表示し、検索キーワードをハイライト表示する
  • 文章中の「表」を多角的に解釈して回答:生成AIが表データを縦方向と横方向の両方から解釈し、より多角的な視点の回答が得られる
  • 文書構造を把握して回答:文書の構造を理解し、文書の段落や文脈を解析した回答が得られる
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 同社は今後、同基盤の利用により生成AIの活用方法を定型化することで、生成AI活用のノウハウを効率よく蓄積し、生成AIの導入からビジネス活用までワンストップでサポートする生成AIマネージドサービスの強化を進めていくとしている。

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