ネットワンシステムズは、東京都のDX推進を担うGovTech東京から、東京都クラウドインフラ設計・構築委託案件を、同社含むコンソーシアム体制として2024年4月に落札したと発表した。
東京都クラウドインフラは、東京都各局の業務システムをクラウド上で統合管理することで、システム構築および運用管理の効率化、セキュリティレベルの維持を実現するという。これにより、職員の業務効率向上だけでなくシステムやデータが保全され、災害時の業務継続が可能だとしている。
同社のクラウドやネットワークインフラ、セキュリティに関する技術力・知見・実績をもとに、東京都クラウドインフラの設計・構築で、次の3点を実現するという。
- 安心・安全なインフラの提供:パブリッククラウドのベストプラクティスに準じた設計でセキュリティ品質を確保する。可用性とスケーリング、プロセスの効率化などを提供する
- 導入・利用の容易性:各業務システムに活用できるクラウドインフラを目指し、シンプルなメニューの整備や、スピーディな基盤環境のリリースを実現するとともに、各業務システムの移行を支援する
- 変化への対応と継続性:技術革新やパブリッククラウドの仕様変化に対し、同社のマネージドサービスで対応する。リリース後の運用最適化やコスト低減を見据えたサービス設計を図る
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