エヌティ・ソリューションズ(以下、NTS)は、「AutoConv-Navi」を開発。同ソリューションを活用したコンサルティングサービスを2024年9月より提供することを発表した。
AutoConv-Naviは、ERP導入プロジェクトに特化した生成AIツール。ERP導入フェーズの各工程に対応するテンプレートが用意されており、利用者がこれらのテンプレートを自由に選択できるように設計されているという。NTSによる検証の結果、設計工程において55%の工数削減を実現できたとして、製造業界の顧客と内製化推進プロジェクトを通じ、要件定義工程での同ソリューションの活用を進めているとのことだ。
今回発表された、AutoConv-Naviを活用したコンサルティングサービスが提供する主な内容は以下の通り。
- ERP導入ナビゲーション:ERP導入の各ステップをわかりやすく案内し、計画から実行までのプロセスを支援する
- 要望の壁打ち:ユーザー企業様がERPで要望を実現するためのアドバイスを提供する
- 機能検証:ユーザー企業の要望に基づき、必要な文書(要件定義書、設計書)およびプログラムソースを作成し、要望が実現可能かを検証する
- 品質チェック:AI技術を用いて、人の目では発見しにくいミス、矛盾点などを検知する
- 対応ERP製品(2024年8月時点):Microsoft Dynamics 365 Finance、Microsoft Dynamics 365 Supply Chain Management
NTSは今後、十分な事例検証に基づいた上で、AutoConv-Naviを顧客自身が活用できるよう、SaaS化して提供することを目指しているという。
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