2024年10月2日、大日本印刷(以下、DNP)は「セキュリティ監視運用サービス」の第2弾として「エンドポイント監視運用サービス」の提供を開始すると発表した。なお、パロアルトネットワークスの「Cortex XDR(コーテックス エックスディーアール)」を監視対象EDR製品として同サービスを提供するという。
同サービスの詳細な特徴は以下のとおり。
国内・海外のエンドポイントを常時監視しアラートを通知
EDRが発する異常検知を24時間365日監視し、セキュリティ脅威の侵入の疑いが生じた際に、企業のインシデント(脅威事象)対応組織に通知するという。通知内容などに関する問い合わせにも、24時間365日、日本語および英語でメール対応。国内と海外拠点のエンドポイントを一括して監視し、対象拠点でのインシデントの疑いを早期に検知・分析することで、顧客の迅速な脅威の特定と初動対応につなげるとしている。
DNPグループの知見・ノウハウを活用したセキュリティ運用
DNP情報システムでサイバー攻撃の検知・分析を行う専門組織であるサイバーフュージョンセンターの専門家が、監視したEDRログを基に検知ルールの最適化について提案・設定。また、アップデート時の不具合発生リスクを最小化すべく、導入企業のエンドポイント環境を仮想的に再現した設備でのアップデート検証を実施するという。
人材・組織の面からもセキュリティ体制強化を支援
DNPが実践してきたセキュリティ対策のノウハウを活かし、導入企業の規模と体制にあわせ、技術的対策に留まらない組織全体としてのセキュリティ対策の強化を支援するとしている。
同社は今後、同サービスで対応するEDR製品を拡充し、セキュリティ関連の人材不足や運用に課題を抱える製造業や中堅企業に本サービスを提供していくという。
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