オムロンは、小売店で実施する人流分析に関する取り組みにおいて、ミークが提供する「MEEQ データプラットフォーム IoTストレージ」を活用した概念実証(PoC)を開始した。
IoTサービスの開発では、サービスの簡易版を試作してPoCを行う工程が一般的ではあるものの、セキュリティルールに準拠した通信環境の構築が課題となるケースが多いという。ミークでは、こうした課題に対し、SIMによるコネクティビティからデータストレージまでを閉域ネットワークで通信し、IoTストレージにデータを蓄積できるMEEQ データプラットフォーム IoTストレージを提供している。

両社はこの製品を活用し、AIカメラを使って小売店に来店する顧客の移動経路や商品棚ごとの滞在時間を解析する、ソリューションのPoCを実施。ミークは、AIカメラで取得し匿名化されたデータをセキュアにストレージへ送信するために「MEEQ SIM」と「MEEQ 閉域ネットワーク」を併せて提供し、PoCの円滑な実施を支援すると述べている。
オムロンは、2023年に「データソリューション事業本部」を新設し、データを軸に新たな価値を創造するソリューションビジネスへの進化を推進している。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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