米国時間2024年11月11日、NetAppは、Red Hatとの協業を拡大し、「Red Hat OpenShift」活用における新機能を発表した。この協業拡大により、オンプレミスやハイブリッドマルチクラウドにおいて、仮想環境をよりシームレスに管理できる環境構築を目指すとのことだ。
Red Hat OpenShiftは、Kubernetesを採用したハイブリッドクラウドアプリケーションプラットフォーム。NetAppは、Kubernetesコンテナ化されたワークロードや仮想化アプリケーションの開発、管理、保護、セキュアな環境を実現するためのインテリジェントデータインフラストラクチャを強化し、Red Hat OpenShift環境の柔軟性を高めるとしている。
新機能の詳細は以下のとおり。
- Trident:Tridentのコンテナストレージインターフェース(CSI)統合により、Red Hat OpenShiftおよび「Red Hat OpenShift Virtualization」を実行しているRed Hatの顧客は、「NetApp ONTAP」のレプリケーションおよび災害復旧ソフトウェアに、直接アクセスできるようになる
- 「Cisco FlexPod」のRed Hat向け検証済みデザイン:NetAppは、Cisco FlexPodの統合インフラ ストラクチャ ソリューション上での、Red Hat OpenShift Virtualizationと「Red Hat OpenShift AI」導入のための検証済みデザインを発表。これにより顧客は、仮想化、コンテナ管理、ネットワーク、サーバおよびストレージ機能を活用し、Red Hatの仮想化ワークロードとAIワークロードを実行できる
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