SDTは、静岡県磐田市と、生成AIの活用による業務効率化の実証実験に関する連携協定を11月21日に締結した。
同連携により、互いの知見を活かしながら生成AIの活用を推進し、職員の業務の効率化や生産性の向上などの取り組みを進めていくという。
生成AIのプラットフォーム
同実証実験には、SDTが提供する生成AIサービス「Panorama AI」を利用。サービスの特徴は次のとおり。
- RAGによる独自データの活用
- 用途に応じたLLMの選択
- ハルシネーションの抑制
- 迅速な回答の生成
- ユーザーによるコンテンツ管理
- 利用状況の確認
今後の取り組み
2024年11月より、SDTが開発した政策立案などの自治体業務に特化したサービスを用いて、磐田市役所内での実証実験を開始。同サービスは、磐田市の総合計画や各種調査結果、議会議事録を事前に格納することで、生成AIから磐田市の実態を踏まえた回答を得ることが可能になるという。磐田市は本年度末まで同サービスを利用し、回答の精度向上に向けた課題や改善点をSDTにフィードバックするとしている。
具体的なプロジェクトや今後の展開については、詳細な協議を進めていくとのことだ。
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