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Boxとアドビが連携 生成AIモデルを搭載したAdobe ExpressをBox上で利用可能に

 Boxとアドビは、12月11日、企業におけるデジタルメディアが管理・制作・共有される方法について再定義するために、協業すると発表した。

 「Adobe Express」は「Box」のデフォルトの画像編集となり、すべてのBoxユーザーはBoxのセキュアなプラットフォームから離れることなく、コンテンツを簡単に作成することが可能になるという。「Adobe Firefly」生成AIモデルを搭載したAdobe Expressの機能は、ビジネス向けに設計されているため、企業は安心して幅広く導入できるとしている。

 Boxユーザーは、次の作業が可能になるという。

  • 瞬時にトリミングやサイズ変更、フィルター適用、透明度の調整
  • 散乱したオブジェクトや背景の除去
  • Adobe ExpressのFirefly機能を使い、シンプルなテキストプロンプトでオブジェクトや人の追加や置き換えを行う
  • 自動で安全にコンテンツをBoxに保存し、Boxがファイルを保存・管理するための安全なコンテンツレイヤーであり続けることを保証

 加えて、Boxとアドビは、Boxユーザーがさらに多くの機能を利用できるようにする次のようなワークフローを開発しているとのことだ。

  • Adobe ExpressとFirefly AIを使用して、ビジュアルを描写したり、参照画像を使用したりして、スタイル・サイズ・フォーマットを調整することで、直接Box内で新しい画像を生成する
  • Adobe Expressを使用して、動画のトリミングやGIFへの変換、キャプションの追加など、Boxで動画ファイルを編集する

 同提携により、Boxとアドビは「Adobe Document Cloud」「Adobe Experience Cloud」「Adobe Creative Cloud」の各製品と連携を実現。このパートナーシップにより、アドビとBoxの顧客はコンテンツの制作、編集、公開に最適なアプリを利用し、安全かつシームレスに業務を行えるとしている。

  • 「Adobe Acrobat」と「Adobe Acrobat Reader」の統合による、BoxでのPDFファイルの表示、編集、管理
  • 「Adobe Marketo」からBoxファイルにアクセスし、「Box App Center」のアプリケーションを使用して「Adobe Workfront」とBox間でファイルを同期
  • 「Box Drive」と「Box Tools」を使用して、「Adobe Illustrator」「Adobe InDesign」、その他の「Adobe Creative Cloud」デスクトップアプリのクリエイティブコンテンツをBoxで管理および保存

 なお、Adobe Express連携の一般提供をBoxのエンタープライズ顧客向けに開始したという。顧客のインスタンスが更新されると、ユーザーは追加料金なしで、Adobe Expressプランにサインアップする必要なく、Box内で直接Adobe Expressの画像編集機能にアクセスできるとのことだ。

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