セブン銀行は、2025年3月31日をもって日本国内の「新型ATM(第4世代ATM)」の全台入替・設置作業が完了し、4月21日で、合計2万8000台に到達したことを発表した。

同行は、セブン‐イレブンをはじめとするセブン&アイグループの各店舗に加え、商業施設や観光地、空港や駅など47都道府県にATMを展開している。2019年9月より、現金入出金機能に特化した従来のATMから、多機能プラットフォームとして新たなサービス・利用スタイルを創造し、ATMの可能性を広げる“ATM+(プラス)”という理念のもと、新型ATMへの入れ替え・設置を順次進めてきたとしている。
セキュリティ対策と大きなディスプレイを備えた同社のATMが、日本全国2万8000ヵ所以上で使えるサービスプラットフォームとなることで、政府が目指す「誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル社会」の実現に貢献するという。
新型ATMは、本人確認書類やIC・QRコードなどの読取機能、カメラによる顔認証などの機能を備えているとしている。さらに、消費電力を意識した設計・部材選定により、消費電力およびCO2排出量を従来比約40%削減。ハード面でも、荷物置き・つえ置きなどを備え付け、ATMを利用できる環境にこだわるなど、環境性能とユニバーサルデザインを追求しているという。

【関連記事】
・セブン‐イレブン・ジャパンと富士通が教育プラットフォーム開発、40万人超の従業員に活用へ
・セブン銀行、4つの指針でAI利活用ポリシーを制定 第三者レビューで法的観点も確認済み
・セブン銀行、「Assured」導入 100以上のクラウドサービスのリスク評価にかける対応工数削減へ