セブン‐イレブン・ジャパンと富士通は、セブン‐イレブン・ジャパンの店舗従業員に向けた新たな教育プラットフォームを共同開発し、2025年3月25日から一部の直営店舗で利用を開始した。同プラットフォームは、セブン-イレブン・ジャパンが店舗のDX推進に向け開発・展開を進めている次世代店舗システムの一環として提供されるという。

同プラットフォームは「Fujitsu Digital Touchpoint」の教育プラットフォームを活用して構築。コンビニエンスストア業務を理解・遂行するための学習環境の提供や習得スキルのリアルタイム把握を可能とし、店舗従業員の早期戦力化や定着率の向上、フランチャイズオーナー・店長の教育負荷軽減を実現するとのことだ。
店舗従業員は、今後店舗に複数台の設置が予定されているモバイル端末やタブレット端末から同プラットフォームにアクセスし、自身の業務習得状況がリアルタイムに確認できるようになるとしている。店舗従業員それぞれの習得状況に応じた学習コースの受講を通じて、店舗運営の方法などを学べるとのことだ。オーナー・店長も同様に、店舗従業員の学習の進捗や習得状況をリアルタイムで確認できるため、店舗従業員の成長に向けたコミュニケーションがスムーズになり、より具体的なアドバイスができることで学習意欲を高められるとしている。
今後は、同社が展開する約22,000店舗で勤務している約40万人以上の店舗従業員に向けた活用を見込んでいるという。
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