Red Hat Enterprise Linux 5.5ではIntel Nehalem EX、AMD Opteron 6000 Series、IBM Power 7などの最新のプロセッサをサポート。これにより、最新プロセッサを搭載したサーバがもたらす性能と仮想化機能と組み合わせることで、さらに高い集約度でサーバ統合ができるようになり、UNIXシステムからLinuxへの移行をスムースにする。
仮想マシンの共通APIである「libvirt」がサポートできるゲストの数を256以上に拡張しスケーラビリティも向上。さらに、SR-IOV (Single Root I/OVirtualization)による10Gbitのネットワークカードのサポートを追加し、大規模な仮想化環境への対応を強化。
また、Sambaのアップデートにより、Microsoft Windows 7の相互運用性が向上。今回のSambaの拡張により、Active Directory のユーザとグループのマッピングが改良されており、クロスプラットフォームでのファイルシステムの管理が簡素化される。
なお、Red Hat Enterprise Linuxの製品ラインアップと価格は、従来と同じ。CPUソケット数/仮想化ゲスト無制限の「Red Hat Enterprise Linux 5Advanced Platform」のサブスクリプション価格は1サーバあたり年間19万5,000円(税別)から。2CPUソケット/4仮想化ゲストまでの「Red Hat EnterpriseLinux」は年間9万6,800円(税別)から。1CPUソケットまでの「Red HatEnterprise Linux 5 Desktop」は25台あたり年間27万5,000円(税抜)から。いずれもライセンスは無償で、テクニカルサポート・製品アップグレード・修正プログラムの提供を含む。