新しい製品は、ネットワーク性能監視・管理用アプライアンス「NetVCR Alpine(アルパイン)」、およびネットワークセキュリティ・フォレンジック用アプライアンス「NetDetector Alpine」。
「NetVCR」と「NetDetector」は、今回新たに、金融業界向けのモジュール「NetTradeWatch」を、通信業界向けのモジュールとして、ワイヤレス・プロトコルに対応した「Mobile通信分析モジュール(ワイヤレス・モニタリング・ソリューション)」を追加。これらは業界全体でのニーズの高まりに応じて、製品化したものだという。
金融業界向けのモジュール「NetTradeWatch」は、マルチキャスト・データ・フィードの監視と遅延測定、トランザクション分析を組み合わせ、取引用ネットワーク環境を100%可視化。マーケットデータを常に監視し、ギャップや異常なパケットについてアラートを送る。
一方の、ワイヤレス・プロトコルに対応した「Mobile通信分析モジュール(ワイヤレス・モニタリング・ソリューション)」は、ネットワークの全体的な状態とパフォーマンスを監視するだけでなく、パケットデータを詳細にキャプチャして調査できる。また、複雑なネットワーク構成における多数のワイヤレス・プロトコルを効率的にドリルダウンする独特機能により、アプリケーション障害やサービス停止・遅延、ネットワーク・トラフィックの混雑の原因を正確に特定できる。
価格はすべてオープンプライス。
「NetVCR Alpine」および「NetDetector Alpine」は、パートナーである住商情報シス
テムを通して販売。ニクサンは、今後、新しい販売チャネルを拡充する計画で、金融業界(銀行、証券、クレジット、保険)、通信業界、官公庁などに向けて、全世界の10%の売上を目指すという。