2025年12月19日、Branding Engineerは、システム開発を行っている大企業(従業員数500名以上)の経営者・役員319名を対象に実施した「大企業における外部委託エンジニアの獲得意欲に関する調査」の結果を発表した。
調査によれば、外部委託エンジニアの獲得意欲が「かなり意欲が高い」「やや意欲が高い」と回答した企業はあわせて70.9%となり、昨年比で14.3ポイント増加。採用したいエンジニアの年齢層では「30代」が50.9%、経験年数は「5~10年未満」が33.1%で最も多く、実務経験重視の傾向が明確化した。

また、求められるスキルは「システム開発」(71.2%)、「インフラ開発」(48.7%)、「コンサルティング/PM」(40.3%)が上位を占めている。契約形態は「派遣・準委任のどちらでも可」が48.7%で最多となり、募集人数も「31人以上」が31.4%と大幅に増加。報酬についても「月額80万円以上」を提示する企業が68.5%に達し、昨年から39.5ポイント上昇する結果となった。

さらに外部委託エンジニアに求める要素として「即戦力として活躍できる実務経験」が66.4%と突出して高く、コミュニケーション能力や論理的思考力も重視されている。
AI活用については86.5%の企業が注力しており、具体的な取り組みとして「生成AIツールの業務利用推進」や「AIリテラシー向上の社内研修」が目立った。AI推進人材にも即戦力や問題解決能力が強く求められているとのことだ。
【関連記事】
・90%超の企業で経費精算の差し戻しが恒常化、対策は「人手に依存した教育」に偏る──LayerX調査
・2025年冬季ボーナス平均額は50万6,547円 男女間や年齢、企業規模などで差──DONUTS調査
・半数以上のSAPユーザー企業がS/4HANAへの移行費用は「5億円超」に上ると回答──電通総研調査
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
