PKSHA Technology(以下、PKSHA)とグループ会社のSapeet、エクストーンは、シノケングループと、生成AIアバターを搭載した「セールスAIエージェント」を共同開発し、シノケングループの顧客向けサービスとして提供を開始した。
この導入により、24時間365日タイムリーに情報が得られる環境を通じ、新しい顧客体験の提供を目指すとしている。なお、開発にはPKSHAの独自AIエージェント「PKSHA AI Agents」の開発・実装で培った技術・ノウハウを活用しているとのことだ。
生成AIとUI/UX設計が融合した「セールスAIエージェント」
セールスAIエージェントは、PKSHAおよびSapeetの生成AI技術と、グループ会社であるエクストーンのUI/UX設計力を融合した対話型AIアバターだという。シノケングループのWebサイト上で24時間稼働し、会社概要や投資商品の説明、不動産投資に関する質問に対し、アバターが自然な発話と動作で回答するとのことだ。
サービスの3つの特徴
1. 一人ひとりに合わせた「パーソナライズ対話」
生成AIとリップシンク(口の動きとの同期)技術を連携させ、アバターによる自然な発話と双方向コミュニケーションを実現。24時間いつでも何度でも質問できる利便性に加え、顧客の背景(年収・勤務先・投資経験など)を踏まえた、個別に最適化された提案も可能だという。
2. 35年、累計約8,000棟の実績に基づく「独自ナレッジ」
創業以来35年以上にわたる商談ノウハウや、累計およそ8,000棟の販売実績、入居率99.0%の実績に基づく賃貸管理の知見をAIに実装。業界特有の表現や、言葉の揺れにも対応し、「リスクと対策」「自己資金の目安」「会社員が経営するメリット」など、具体的な回答を提供するとしている。
3. 視覚的にわかりやすい「マルチモーダル対応」と「アーカイブ機能」
回答はテキスト・音声だけでなく、関連資料や解説動画を画面上に提示。気になった回答を「お気に入り」登録することで、いつでも振り返りが可能だという。
上記の連携により、「商談アポイント設定後」から「営業による実際の商談」までの期間に、AIエージェントが顧客の疑問を解消し、その対話内容を踏まえて担当営業が商談を行うことで、スムーズかつ密度の高い新しい形の接客体験を実現すると述べている。
今後の展望
同サービスは、対象の顧客より順次提供を開始するとのこと。今後は、実際の対話データを分析し、回答精度のさらなる向上と提案機能の強化を図るとしている。将来的には対応範囲を拡大し、契約手続きの一部サポートなどの機能拡張も視野に入れているとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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