TISは2月17日、東京ガスに対し、クラウド型経費精算システム「Spendia」を導入したことを発表した。これは、東京ガスが従来オンプレミスで運用していた経理システムの保守切れを受け、会計基盤を「SAP S/4HANA Cloud」へ移行したタイミングで実施されたものである。経費申請のスマートフォン対応や請求書のペーパーレス化をはじめとするDX化を推進し、グループ横断的な利用拡大を目指しているという。
Spendiaは日本の商習慣や制度に合わせて開発され、経費精算だけでなく債権・債務計上や振替伝票作成などもワンプラットフォームで対応できる。東京ガスでは経理申請業務をSaaSで統一することを狙い、特有業務に標準機能として対応できる点や、柔軟な設定および他システムとの連携ができる点などを評価した。
旧システムでアドオンとして実装されていた機能については、「Fit to Standard」の考え方のもと、業務を標準機能に合わせつつ、不足する部分はTISが開発し標準搭載した。標準化が難しいごく一部のみをアドオンで対応しているという。
会計基盤全体のクラウド移行は2025年4月に完了。Spendiaの導入効果として、会計システム構成のスリム化や社内問い合わせ件数の減少、スマホ申請の実現が挙げられた。今後は東京ガスグループ各社での導入拡大や、業務のシェアードサービス化も計画されている。
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