iStorage HSシリーズは、記憶媒体としてハードディスクを利用し、NEC独自の分散冗長配置技術により、高度な耐障害性を実現したディスクバックアップ装置。
ディスクバックアップ装置は、広く普及しているテープバックアップ装置に比べて、記憶媒体の交換や管理が不要、高速なバックアップやリストア(データ復元)が可能といった優位性を持つ一方で、システム構成が大きくなることや、初期導入コストが高いことなどから、大規模バックアップシステムへの採用が中心となっており、小型化・低価格化が求められていた。
新製品「iStorage HS3-20T」では、シリーズの特長である高度な耐障害性を保ちながら、筐体サイズを従来比約4分の1、価格を従来比約3分の1に低減。これまでコスト面でディスクバックアップ装置の導入が難しかったユーザーも、初期導入コストを抑えることができる。
「iStorage HS3-20T」の希望小売価格(税別)は、298万円~。
NECでは今後、中堅・中小企業のお客様を中心に新製品を広く拡販していくほか、サーバ仮想化やシンクライアントの導入など、データバックアップの必要性が高まる商談に対しても新製品をソリューション提案し、今後3年間に、iStorage HSシリーズ全体で、国内1000台、ワールドワイドで5000台の販売を目指しているという。