SAPとGoogle Cloudは、マーケティング担当者がAIエージェントを大規模に活用できるよう支援する新たなパートナーシップを発表した。
具体的には、SAP Engagement Cloud、SAP Customer Experience(SAP CX)、JouleソリューションとGemini Enterpriseとの新たな統合により、両社のユーザーは、両エコシステムに保存されている統合データへ安全にアクセスするエージェントを展開できるようになるとのことだ。また、ユーザーが定義した高レベルの目標に基づいて、複雑なマーケティング戦略を実行することが可能になるとしている。
SAPとGoogle Cloudは、データとAIエージェントが両エコシステム全体で動作するための統一された基盤を共同で提供するとのことだ。Gemini Enterpriseは、データ統合とマルチエージェントの調整における中央ハブとして機能し、エージェントがユーザーのSAPおよびGoogle Cloudソリューション全体にわたってアクションを実行できるようにするという。
これらの統合は、GoogleおよびBigQuery向けのSAP Business Data Cloud Connectソリューションによって支えられており、エンタープライズグレードのセキュリティとガバナンスを備えた、双方向のゼロコピーデータアクセスを2つのプラットフォーム間で実現するとしている。また、Gemini EnterpriseとSAPのエージェントゲートウェイAPIの機能により、ユーザーのエージェントは、より安全にコンテキストを交換し、アクションをトリガーし、プラットフォーム全体で結果を最適化でき、真のマルチエージェントオーケストレーションが可能になると述べている。
この統合により、マーケターはSAP Engagement Cloud内のエージェントに対して、「過去30日間のリピート購入を増やす」「キャンペーンの運用コストを削減しながら顧客生涯価値を最大化する」といった、明確な目標を設定可能に。Joule Agentのようなエージェントが、コンテンツのパーソナライズから可視化、対話型エンゲージメントまで、エンドツーエンドのプロセス全体を処理するとのことだ。
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