みずほ銀行は、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上で「Oracle Autonomous AI Database」を採用し、IT基盤のモダナイゼーションを推進していると発表した。既存アプリケーション環境を変更することなく、共通データベースをOracle Autonomous AI Databaseへ移行することで、運用負荷の軽減、コスト最適化、セキュリティ強化を実現しているとのことだ。
みずほ銀行では、2012年に「Oracle Exadata」を採用し、プライベートクラウド型のデータベース環境を構築。高可用性の確保や、マルチテナント環境によるリソース効率化、コスト削減などを実現してきた。現在は、勘定系や決済系を除く、情報系や市場系などのシステムを中心とした約50のアプリケーションが、約20のデータベースに統合された共通基盤上で稼働しているという。
一方で、需要の高まりや基盤運用の高度化にともない、パッチの定期適用やメンテナンスなどの運用負荷が増大し、ハードウェア更改のたびに大きな投資も必要となることが課題になっていたとのこと。これらの課題を解決するために、Oracle Autonomous AI Databaseを採用したと述べている。これにより、重要なデータベース管理およびセキュリティ関連の作業を自動化し、システム全体の保護を強化するとともに、日常的な運用負荷の軽減を実現するとのことだ。また、これによりIT部門は、サービス提供の高度化やビジネスの俊敏性向上につながる、より付加価値の高い取り組みに注力できるようになるとしている。
また、スモールスタートが可能な利用モデルにより、必要に応じてリソースを効率的に拡張しながら、長期的なコスト最適化を実現。モデルケースでは、データベースのライセンス数を約66%削減できる可能性が示されているとのことだ。加えて、自動化された運用機能や高度なバックアップ機能により、ランサムウェア対策を含むセキュリティの強化と、高いシステム信頼性の維持を両立していると述べている。
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