「UNIVERGE WA2020」は、企業の拠点間通信において必要不可欠なVPNを実現するネットワーク製品。この製品を各拠点に導入することで、安心・安全な企業ネットワークを迅速に構築することが可能だという。FTTHやADSLなどの有線回線に加え、LTE、3G、WiMAXなどの無線回線にも対応しているため、通常時は高速大容量な有線回線で通信し、無線回線をバックアップとして利用する、といった構成も単体で実現可能だという。また、有線回線の開通していない地域や、災害等により有線回線の確保が困難な地域でも導入できるとしている。
発表によると、新製品の特長は次の通り。
・1台で有線回線と無線回線の両方に対応
有線ルータとワイヤレスアダプタの2台で対応していた、有線回線と無線回線でVPN通信をしたいというニーズに1台の装置で対応。また、有線回線用のインタフェースとして、高速なギガビットイーサネットポートを搭載。無線回線用のインタフェースは、USB2.0ポートを2ポート、PCカード(16bit/32bit)1スロットを搭載し、LTE/WiMAX/3Gなどのワイヤレスブロードバンド回線に対応した各種モバイルデータ通信端末を利用可能。さらに、メイン回線として利用するFTTHやADSLの回線状態を監視する機能を搭載。本機能により、災害時などでメイン回線が使用できない場合に、バックアップ用の無線回線に自動的に切り替えることが可能。
・消費電力を抑えて企業ネットワークを構築可能
1台で有線回線と無線回線の両方に対応できるため、「UNIVERGE IXシリーズ」と「UNIVERGE WA1020」を同時に利用する場合と比べて、消費電力を約30%削減。