新製品「Express5800/A1080a」は、最新の10コアCPUを最大8個(80コア)搭載可能で、処理性能を従来機種と比べて約30%向上させたという。また、低電圧版メモリの採用と冷却用ファンの制御プログラムの改善などの省資源技術により、待機時の消費電力を最大約30%削減したという。
さらに、信頼性向上のため、同時に2つのメモリ(DRAM)が故障しても動作を継続できる「Double Device Data Correction機能」を搭載。従来から提供している「MCA(マシンチェックアーキテクチャ)リカバリ機能」や、ハードディスク・電源の冗長化等と組み合わせることにより、システムの可用性を高めることが可能だとしている。
スケーラブルHAサーバは、企業の基幹システム向けの高性能サーバであり、大規模サーバ統合にも対応できる拡張性と信頼性を有しているという。また、最大2TB(テラバイト)のメモリを搭載できるため、大容量メモリを活かしてデータを高速処理する「オンメモリ処理」にも対応可能だという。
NECは、新製品の発売にあわせて、本体装置と1TBのメモリをセットにした「Express5800/A1080a 大容量メモリパック」を、6月下旬から台数限定のキャンペ-ン価格で提供するという。
■Express5800のWebページ
http://www.nec.co.jp/products/express/