「VERDE」は、ハイパーバイザとしてLinux KVMを採用するなど、オープンソースベースのソフトウェア。低価格で同一基盤上からWindowsとLinuxの2種類のゲストOSを実行する能力を備えた業界初の製品だという。
また、サーバ上で動作するゲストOSを画面転送機能によりクライアント端末側に呼び出して操作するオンラインVDI機能だけでなく、クライアント端末側にゲストOSをダウンロードしてネットワーク非接続状態で動作するオフラインVDIでも利用できるのが特徴だとしている。
今回発表された最新版では、オープンソースの接続プロトコル「SPICE」を採用したことにより、従来の画像転送方式と比較して大幅に高速化されているという。また、クライアント端末としてタブレット端末を利用できるほか、USBなどの外部記憶装置に個人の仮想デスクトップ環境をダウンロードして持ち運べるようになったという。さらに、システム管理者向けとユーザ向けのサービス画面がWebベースで使いやすくなったとしている。
「VERDE」が稼働するシステム要件は次の通り。
・ホストOS:RHEL/CentOS 6、Ubuntu 10.04 LTS、SLES 11
・ゲストOS:Windows XP、Windows 7、Windows2008、RHEL/CentOS 5.5・6、
UbuntuDesktop 10.04・11.04、Fedora 14、SLED 11
・クライアントOS:Windows XP/Vista/7/2003/2008、Ubuntu 10.04 LTS、SLED 11(64bit)、RHEL 6 Workstation(64bit)、CentOS 6.0(64bit)、MAC OS X
・認証サーバ:ベンダー非依存ActiveDirectory/NIS/LDAPなど、またはLinuxのユーザ管理機能を利用
・ストレージ:ベンダー非依存SAN/NAS、NFS/CIFSなどネットワークファイルシステム
・クライアント端末:PC、シンクライアント、タブレットPC、iPad、MAC
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