日本IBMは27日、Cell Broadband Engine搭載のブレードサーバ「IBM BladeCenter QS21」をみずほ証券株式会社へ納入したと発表した。金融機関向けとしては世界で初めての例となる。
導入の背景として、証券取引のグローバル化の流れや金融商品の多様化に伴う処理データ量の急激な増加に対して金融機関の対応が急務になっていること、特に金融業務においてよりリアルタイムに近い計算処理が求められていることを挙げている。
急速にグローバル化が進む市場環境の変化に対応するために、みずほ証券は同製品の採用を決定。今後は、金融商品開発のための高速計算システム構築への活用を予定している。
Cell/B.E.は、大量の計算処理や高度な画像処理を行うためのマルチコア・アーキテクチャと高速通信機能を持つ次世代プロセッサ。みずほ証券は今後もCell/B.E.を活用した高速計算システムを拡充していく予定とのことだ。
【関連リンク】
・みずほ証券へCell/B.E.搭載ブレードサーバーを納入(プレスリリース)
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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