ネットワールド、仮想デスクトップの新製品「Atlantis ILIO Diskless VDI」を発表
ディスクレスVDIとしてサーバのメモリ上にWindows用ストレージを展開
「Atlantis ILIO Diskless VDI」は、従来のVDI (Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ基盤)において、不可欠だった仮想デスクトップイメージ用の共有ストレージやサーバのローカルディスクを必要としない業界初のソリューションで、VDI環境の導入・運用コストの削減と物理PCを上回るパフォーマンスを実現するという。
「Atlantis ILIO Diskless VDI」は、VDI最適化ソフトウェア「Atlantis ILIO」を、大容量メモリの搭載が可能なシスコ拡張メモリテクノロジを持つCisco UCSサーバ用に最適化しているという。「Citrix XenDesktop」や「VMware View」などの仮想デスクトップにおけるWindows用のストレージを、Cisco UCSサーバのメモリ上に展開するため、パフォーマンスが高く、SAN、NAS、SSDなどのディスクベースのストレージが不要だという。さらに、大容量メモリを搭載するサーバによりVDI集積度が増すため、サーバやラックの台数を大幅に削減するとしている。
VDI最適化ソフトウェア「Atlantis ILIO」は、インライン重複排除、Windows NTFSに特化したRead/Write双方向のキャッシング、IO最適化などの機能により、起動、ログイン、プロファイルのロード、アプリケーションの起動などを高速化するため、仮想デスクトップでありながら高パフォーマンスを実現するという。
Atlantis社は、この技術を、共有ストレージに対するIOPS(1秒間に可能なI/O回数)の大幅な改善と(最大10倍)ストレージ容量の大幅削減(最大99%)、パフォーマンスを改善するVDIブースター「Atlantis ILIO 2.2」として仮想アプライアンスで提供してきたという。
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