日本クエスト・ソフトウェアは2月17日に台場のホテル日航東京で、パートナーカンファレンス「Discover the Power of Quest 2012」を開催し、データ保護をはじめとする新製品の概要と販売戦略を紹介した。
Quest Software VP SalesのMatt Vitale氏は、「クエストは世界的なデータマネジメントのプラットフォームに注力する戦略をとってきた。オラクルDB向けのバックアップからはじまり、マイクロソフト SQL Server、VMwareとメジャープラットフォームへの対応を拡大し世界的な成長を果たしてきた。そして現在、醸成してきたプラットフォーム技術を横展開し、データ管理、ID管理、セキュリティなど製品領域を拡大し、販売チャネルと市場をさらに拡大する方向に踏み出した」と語った。目的は顧客のシステムの複雑性を軽減するためのソリューションを実現するためだという。
続いて代表取締役社長の大越大造氏が登場し、2011年にバックボーン・ソフトウエア株式会社とクエスト・ソフトウェアが合併して以降の、販売・営業体制と事業部体制を紹介した。旧クエストのメンバーがバックボーン・ソフトウェアに移動した形だが、相互の営業/パートナー体制を築き、クロスで販売できる体制を構築していくという。また販売体制と共に、製品ライセンス形態も見直し、これまでのライセンスに加え、期間ライセンス、サービス型でロイヤリティとしてサービス料課金も準備していくと語った。
続いて発表された製品は、データ保護ソフトウェアである NetVault FastRecover (NVFR) 4.5など。NVFR 4.5では、GUIが日本語化され、データ保護対象アプリケーションとして、従来のWindowsファイル・サーバ、Microsoft Exchange Server、Microsoft SQL Serverに加え、新たにOracleデータベース・サーバのデータ保護にも対応する。
他にも仮想化管理の分野でVMware専用バックアップの「vRanger」、VMware/Hyper-V仮想化環境パフォーマンス監視ツール「vFoglight」、オラクル専用のデータベース管理「SharePlex」、オラクル専用のデータベース開発/運用管理の「Toad for Oracle」などの新機能と概要を紹介した。
◎プレスリリース
http://www.questsoftware.jp/newsroom/news-releases-show.aspx?contentid=16467