今回発表された「さくらの専用サーバ」は、物理サーバの高機能性とクラウドの使い勝手を併せ持った新しい専用サーバサービスだという。従来の専用サーバは、利用開始まで日数を要し、OSインストールやサーバ再起動は事業者に依頼する形のサービスが一般的だったが、「さくらの専用サーバ」は、“オンデマンド・セルフサービス・スケールアウト”をコンセプトとして、性能(スケールアップ)だけでなく、使い勝手の面でもクラウドに迫るサービス内容を実現したとしている。
申し込みから利用開始までは最速10分、OSインストールやサーバ再起動はコントロールパネルからオンライン可能となり、コンソール画面へのアクセスも提供、サーバ台数上限なく増やせるという。
サーバラインアップは、最速10分納品の「エクスプレスシリーズ」と、CPU、メモリ、ストレージなどフルカスタマイズ可能なBTO タイプの「フレックスシリーズ」の2種類。信頼性の高いメーカー製サーバ「HP ProLiant DL2000」と「DELL PowerEdge R510」を採用しているという。
両シリーズともに、内蔵ストレージとして高速なSSDを選択でき、「フレックスシリーズ」ではFusion-io社のioDrive の利用も可能だという。
「さくらの専用サーバ」は、昨年11月15日に開所した国内最大クラスの大規模デタセンターである石狩データセンターをファシリティとし、「さくらのクラウド」に続く第二弾サービスとして提供するという。
■ニュースリリース
http://www.sakura.ad.jp/press/2012/0221_dedicated.html