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EMCジャパン、業界初のHDFSネイティブサポートストレージ「EMC Isilon」を提供開始

Hadoop環境対応で企業のビッグデータ分析環境の構築を支援

「Isilon」は、ノードと呼ばれるディスク装置の筺体にNASコントローラが提供する機能(ネットワーク、CPU処理、データ保護、ファイルシステム)を内蔵したスケールアウトNASといわれる製品。ノードを追加することにより、CPUやメモリ、ネットワークが同時に増設されるという。

今回の製品提供により、EMCは「EMC Greenplum HD」を含む、ApacheベースのHadoopディストリビューションを使ったHadoop環境に「Isilon」を組み合わせ、企業のビッグデータ分析環境の構築を支援するとしている。

今回「Isilon」は、NASとして業界初となるHDFSをOSレベルで統合したネイティブサポートを実現したという。Hadoopの分析処理に必要なデータ領域を計算ノードと分離し、市場で実績のあるスケールアウトNASに集約できるとしている。その結果、エンタープライズクラスの拡張性、可用性、データ保護(スナップショット、レプリケーション、バックアップ)を備えたHadoop向けのストレージ環境を構築できるという。

また、「Isilon」が備える豊富な標準プロトコル(NFS、CIFS、FTP、HTTP)は、蓄積される分析対象データへのアクセスを共有ストレージとして可能にし、システムの複雑さを解消するとともに、高速なデータ移動ができるようにするという。

このたびの「Isilon」の HDFSサポートにより、EMCは今後、ApacheベースのHadoopディストリビューションである「Greenplum HD」と「Isilon」との連携を進め、非構造化データの分析ソリューションを推進していくという。

■「Isilon」の Hadoop対応に関するWebページ
http://www.isilon.co.jp/solutions/it-solutions/bigdata_hadoop/ 

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