「CS860Dシリーズ」は、米ユニシスのメインフレーム用OS「OS2200」環境で稼働する最上位機「CS380Dシリーズ」の後継機に位置づけられ、新たに2種類の外部連携専用エンジンを提供するという。これにより、Web連携専用エンジン「ClearPath Portal」と、セキュアなJava環境を提供するJavaプロセッサーの両機能が標準として利用可能になるという。
「CS860Dシリーズ」は、前機種と同様、最大32IP(Instruction Processor)まで拡張が可能で、8パーティション(論理コンピュータ)まで分割可能だという。
発表によると、「CS860Dシリーズ」の主な特徴は次の通り。
・CMOSプロセッサーの処理能力が約17%向上
米ユニシス独自アーキテクチャであるClearPath専用CMOSプロセッサーにより、処理能力は、前機種「CS380Dシリーズ」と比べ単体IP性能が約17%向上。
・外部連携専用エンジンを標準搭載
「ClearPathサーバー」専用の外部連携専用エンジン 2種類を標準搭載。これらは、ClearPathサーバーの外部連携に必要な機能のみを提供し、外部からの不正アクセスを未然に防止。
・必要に応じて、処理性能の動的な再配置が可能
パーティションごとに設定した処理性能は、キャパシティオンデマンド機能によって、業務ピーク時やシステムの障害バックアップ用として動的に増強することが可能。また、パーティション間で処理性能を動的に再配置する機能(Performance Redistribution機能)を標準装備し、業務ピーク時にも柔軟かつ迅速に対応可能。
・最小性能から最大性能まで15倍の拡張性を実現
最小250IPC(Instruction Processing Capacity)から、最大3900IPCまでの拡張性を保持。IP性能は50IPC単位で増強が可能で、キャパシティオンデマンド機能との組合せにより業務ピーク時、あるいは別システムの障害バックアップ用としてシステムを停止せずに増強可能。
■「ClearPath Server」のWebページ
http://www.unisys.co.jp/clearpath/