
富士通は4月23日、ビッグデータ活用を支援するソフトウェア製品を開発し、新たに体系化したと発表した。ビッグデータ活用を支える技術である並列分散処理や複合イベント処理を行う製品群を「Big Data Platform」、ビッグデータ活用を支援する製品群を「Big Data Middleware」とし、順次グローバル市場に製品を提供していく。
今回の発表に合わせ、複合イベント処理製品「Interstage Big Data Complex Event Processing Server V1」、エクストリームトランザクション製品「Interstage eXtreme Transaction Processing Server V1」を新たに開発し、またデータベース製品「Symfoware Server V11」を強化し、それぞれ販売開始する。
同ソフトウェアは、2012年1月より提供開始しているビッグデータ活用のクラウドサービス「データ活用基盤サービス」と同様の機能をオンプレミスのソフトウェアとして体系的に製品化し、提供するもの。主な特徴として、導入や運用の手間を簡単にする「スマートウェアテクノロジー」、「基幹技術で培った独自技術」、「パートナー製品/OSSを組み合わせたエコシステム」を挙げる。
今後、同社ではオンプレミス型とクラウド型の両輪でビッグデータ活用ソフトウェア製品を順次グローバル市場に展開し、数年の間に年間1000億円の売上げを目指す予定だ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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