新ソリューションは、ビッグデータを分析して、次に起こすべき最適なアクションを、販売員やコールセンター、メールといった、企業が直接顧客と接触する顧客接点にタイムリーに提示する「ネクスト・ベスト・アクション」と、社内のさまざまなデータを可視化し、ユーザーの課題の原因特定などを瞬時に行う経営管理ダッシュボード「CFOパフォーマンス・インサイト」の2種。
同時に、IBMのビッグデータに関する領域の専門家を、「チーム・ビッグデータ」として社内を横断して設立し、ビッグデータ活用を支援していくとしている。
発表によると新しいソリューションの特徴は次の通り。
・「ネクスト・ベスト・アクション」
企業内の顧客情報やコールセンターのコンタクト履歴に加え、スマートフォンやソーシャルメディアへの書き込み、オンラインストアでの購買履歴といった、消費者の行動データを統合して瞬時に分析し、「クーポンを提示すれば購買につながる」など、購買につながりやすいアクションを提示。
・「CFOパフォーマンス・インサイト」
ビジネス状況や市場の特性を踏まえ、最適な業績管理指標をIBMのソフトウェア群に設定することにより、社内のさまざまなデータをもとにした高度な分析を行うことができる経営管理ダッシュボード。売上拡大や課題解決のための最適な指標や切り口を設定すると、経営情報を可視化し問題箇所を予測するだけでなく、その原因までも即座に特定して提示したり、通常は気づかない指標間の相関を発見することが可能。
また、IBMのビッグデータに関するさまざまな領域の専門家を、「データプラットフォームチーム」「予測型アナリティクスチーム」「業種別担当チーム」からなる社内横断組織「チーム・ビッグデータ」として設立し、ビッグデータ活用を支援する体制を強化したという。