「SAS Visual Analytics」は、SASの主力製品である「SAS High-Performance Analytics」製品群の最新製品であり、新開発の超高速インメモリ分析エンジン「SAS LASR Analytic Server」に対応した最初の製品だという。
低コストの業界標準ブレードサーバーを複数台使用し、ビッグデータの可視化によりビジネスの洞察を得ることができるよう専用設計された業界初のスケールアウト型の高性能インメモリ・アーキテクチャを採用しているという。この製品により、これまで数時間から数日かかっていた分析や、これまでハードウェア性能の制約で実現できなかった分析を、数分、数秒以内に実行することが可能になったという。
発表によると、「SAS Visual Analytics」の主な特徴は次の通り。
・独自のインメモリ・アーキテクチャによる超大量データの高速処理により、データの一部抽出やサンプリングによらず、また、特別なスキーマを事前に設計することなく、利用可能なすべてのデータを対象に、探索的分析を実行。
・直感的に操作できるWebインターフェイスによる、視覚的にデータを探索。ビジネスユーザーが、IT部門のサポートなしに自身で必要な分析やレポート作成が可能。
・ビジネスユーザー自身がその場で階層を指定し、即座にドリルダウン可能・地図上で拠点ごとのビジネス状況をバブルでプロットし、地図上でドリルダウンも可能
・WebブラウザまたはiPadなどのモバイルデバイスを通じて、場所を問わず、あらゆるユーザーと最新の洞察を共有。
・業界標準のブレードサーバーをベースにした、Hadoopとの統合機能があらかじめ組み込まれたインフラにより高い拡張性を発揮し、データ量の増加に制限なく対応。
■ニュースリリース
http://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/news/press/201205/21a.html