今回の協業では、ウルシステムズは大規模基幹業務の構築・コンサルティングに関する実績を生かし、Talendはグローバルなオープンソースベースのエンタープライズ向け統合基盤ソフトウェアベンダーとしての立場から関わるという。
これにより、ユーザー企業に対してコンサルティングパートナーとして基幹業務をクラウド連携するノウハウを提供していくとしている。また、安価なオープンソースの利点を享受するとともに、基幹業務に不可欠な高い信頼性を実現するためのコンサルティングと保守体制によりクラウド環境における最適な業務システムを実現していくという。
発表によると、両社の役割分担は次の通り。
◎ウルシステムズ
・テクノロジーセンター内にクラウド連携基盤の専門チームを設置
・エンタープライズクラウド連携基盤設計や導入支援コンサルティングサービスを実施
・PoC(Proof of Concept:概念実証)から構築、ビッグデータ活用まで幅広く支援
◎Talend
・ウルシステムズと共同でTalend製品の保守・サポートサービスを実施
また、両社共同でセミナーなどのマーケティングや営業活動を実施し、大規模基幹業務向けクラウド市場に対する啓蒙活動も行っているという。当面、ERPパッケージを導入済みの企業等が容易に経営戦略に合致したクラウド環境へ移行できるよう支援していくという。
■ニュースリリース
http://www.ulsystems.co.jp/press-release-20120606.html
■TalendのWebページ
http://jp.talend.com/index.php