エクセルソフトは3日、UNIX/Linux/Windowsサーバー向け次世代ZIPソフト「SecureZIP for Server v12」の国内販売を開始した。強度な暗号化機能により、サーバー上のデータやバックアップファイル、転送ファイルを保護する。
SecureZIPは、ZIP圧縮処理に強度なセキュリティ機能を追加するソフトウェアで、データに対する圧縮、アーカイブ、暗号化、認証を単体で可能にする。また、コマンドラインインターフェースを提供するのでバックアップのスケジュール化、レポートの配布やファイル転送、ファイルの暗号化、デジタル署名やファイル名の暗号化といった処理をスクリプト化し、自動化することできる。
今回のバージョン12では次のような新機能が追加されている。
- アプリケーション統合
新しいstreamとrenameオプションで、名前付きパイプとUNIXのソケットなどSTDINや特殊なファイルからアーカイブへデータストリームが可能。
- ZDW解凍
translateオプションでは、新しいEBCDIC line-ending translationのサブオプションを備え、可変長レコードを保存するためにSecureZIP for z/OSのZDW(ZipDescriptor Word)オプションを使用して、圧縮したメインフレームデータの解凍をサポート。
- FIPS 140準拠のSFXエンジン
FIPSモードで作成したSFX(self-extracting)アーカイブは、そのファイルを解凍する際に、FIPS SFXであることを認識しFIPS-modeで動作する。
なお、エクセルソフトはSecureZIPの簡易版圧縮・解凍ツールである「PKZIP for Server」も同時リリースした。両ソフトとも対応OSは、Windows 2000 SP4/Solaris 8/HP-UX 11/IBM AIX 5.1/Linuxカーネル2.4以降となっている。
【関連リンク】
・PKWARE サーバー向け圧縮解凍/暗号複合ユーティリティ SecureZIP Server:エクセルソフト