「Parallels Plesk Panel」は、25万台以上のWindowsサーバおよびLinuxサーバに導入されている、ホスティングに最適なコントロールパネルだという。最新版の「Parallels Plesk Panel 11」には、ホスティング事業者とWebデザイナーの業務の簡素化やコスト削減などに結びつく次のような機能が含まれているという。
・NGINXによるサーバパフォーマンスの向上
Linuxユーザは、「Parallels Plesk Panel 11」でNGINXサーバを使用することにより、CPUとメモリの使用量を最大50%低減することが可能。NGINXサーバは、「Parallels Plesk Panel 11」にインストールすると自動的に構成。デフォルトのApache Webサーバのみの場合に比べ、Webサイトアクセス時間とアプリケーションの応答時間のパフォーマンスを向上。
・セキュリティ強化
「Parallels Plesk Panel 11」は、サーバのセキュリティを向上し、潜在的な脆弱性に予防的に対応。このバージョンからパスワードの保存と暗号化が統合され、サーバ管理者は最低限のパスワード強度をユーザに対して強制することが可能。
・新しい「Parallels Web Presence Builder」
「Parallels Plesk Panel 11」には、Webサイト作成に不慣れな小規模企業やユーザでも直感的に使用できるWebサイト構築ツール「Parallels Web Presence Builder」を搭載。ホスティング事業者は、多様な業界に対応するデザインツールをセルフサービス式でSMBのユーザに提供することが可能。
・新しい無料のサポートオプション
パラレルスは、「Parallels Plesk Panel」上でオンラインビジネスを運営するホスティング事業者とWebデザイナーのニーズに応えるため、ホスティングパネル業界で最も包括的なサポートオプションを導入。
・モバイルサイトの操作性を向上
Unity Mobileとパラレルスの提携により、「Parallels Plesk Panel」ユーザは既存のWebサイトをすべてのモバイルデバイスに対して最適化可能。さらに、3Gなどの低速接続でNGINX Webサーバが「Parallels Plesk Panel」内でプロキシサーバとして機能するため、モバイルデバイスでのWebサイトの表示が高速化。
その他、最新のOSをサポート(openSUSE 12.1、Ubuntu 12.04、Debian 6など)、IPv6をスタンドアロンまたは「デュアルスタック」(WebサイトをIPv4およびIPv6インターフェースで同時に実行可能)で完全サポート、MicrosoftのWeb開発ツール「WebMatrix」をサポートなどの新機能や改良が盛り込まれているという。