「Login VSI」は、2009年の商用版発売以来、HP、Dell、Cisco、EMC、NetAppなどのハードウェアベンダや、Microsoft、Citrix、McAfee、Quest Software、Atlantis Computingなどのソフトウェアベンダが利用している業界標準的なベンチマークツールで、ログイン社がディストリビュータ経由で提供するのはネットワールドが世界初になるという。
「Login VSI」は、ログイン社がVDIやSBCシステムのアセスメントやPOC(Proof of Concept)を行う際に開発したツールだという。「Login VSI」を搭載したWindowsサーバから、「Login VSI」のモジュールソフトをインストールした測定対象のVDIやSBCのサーバに対してワークロード(負荷)をかけて、そのレスポンスタイムなどを解析・評価するという。
ワークロードは、オフィスで典型的に使用される10種類以上のアプリケーションを動作させることによって行われ、動作パターンには、ライトユーザ、ミディアムユーザ、ヘビーユーザなど、7種類のテンプレートが用意されており、ユーザの実態に近いワークロードを発生させることができるという。
ネットワールドは、中大規模のVDI、SBC導入・運用のコンサルティングに有用なツールとして、日本国内のハードウェア・ソフトウェアベンダーおよびシステムインテグレータ、コンサルティング会社に「Login VSI」を提供し、最適なVDI、SBCシステムの提供を支援していくとしている。
「Login VSI」には、有償版「Login VSI Pro」と、試用のための無償版「Login VSI Express」があり、有償版は、使用可能期間とユーザワークロード(負荷をかける対象ユーザ)数によりライセンス価格がことなるという。使用可能期間は、6カ月、12カ月、24カ月の3種類で、ユーザワークロード数は500ワークロードからだという。最少ライセンスである6カ月間使用、500ユーザワークロードは、980,000円(税別、サポート・メンテンス込み)。有償版の出荷は今秋を予定しているという。
無償版の「Login VSI Express」は、30日間限定で、50ユーザワークロードまでの利用が可能で、8月からネットワールドのWebページで試用申込み受付けを開始する予定だという。
なお、ネットワールドは、7月17日・18日にザ・プリンスパークタワー東京で開催される「Citrix iForum 2012」に出展し、「Login VSI」を紹介する予定だという。
■ネットワールドのWebページ
http://www.networld.co.jp/