今回の新製品は、ハイエンドの「HP Cell Blade 900s i4」搭載HP Integrity Superdome 2、ブレード型サーバー「HP Integrity BL890c / BL870c / BL860c i4」の3機種およびラックマウント型サーバー「HP Integrity rx2800 i4」の合計5機種。
新製品の発表にあわせて、日本HPでは、HP-UXコミュニティー強化施策としてHP-UXをOEM供給する国内ベンダー各社と「HP-UX テクノロジー・コンソーシアム」を設立するという。これにより、長期間、安定稼働が求められるミッションクリティカル環境に対して、ユーザーが安心してHP-UX搭載サーバーを活用できる活動を推進していくとしている。
発表された新製品は、次のとおり。
(製品名、参考価格、出荷開始予定日の順)
・「HP Cell Blade 900s i4」搭載
HP Integrity Superdome 2/29,253,000円/2013年1月中旬
HP Integrity BL890c i4/15,863,400円/12月中旬
HP Integrity BL870c i4/7,270,200円/12月中旬
HP Integrity BL860c i4/1,865,850円/12月中旬
HP Integrity rx2800 i4/1,731,450円/12月中旬
また、今回の新製品発表にあわせて、HP-UX11iv3最新アップデートリリースとして、サーバー仮想化ソフトウェア「HP-UX vPars and Integrity VM v6.1.5」(「vPars and Integrity VM」)をリリースするという。「vPars and Integrity VM」は、仮想パーティションへの分割あるいはリソースを共有する仮想マシンを可能にするという。vParsについては、従来ハイエンドモデル「HP Integrity Superdome 2」のみの提供だったが、最新版では現行HP Integrityサーバー全モデルに対応、高信頼の仮想化機能がミッションクリティカル業務の分野でも利用可能になるとしている。
今回、設立が発表された「HP-UXコンソーシアム」は、日本HPが米国本社を巻き込んだ日本独自の取り組みとして位置づけられるという。このコンソーシアムでは、HP-UXコミュニティー強化施策の第一歩として、長期間、安定稼働が求められるミッションクリティカル環境で、HP-UX搭載サーバーを利用するために、HP-UXの品質・機能改善活動、最新情報の共有や技術交流、共同評価や検証などを実施していくとしている。
現時点の「HP-UX テクノロジー・コンソーシアム」加盟企業は、日立製作所、三菱電機インフォメーションテクノロジー、日本電気、沖電気工業(ABC順)に、日本HPを加えた5社だという。今後は、HP-UXコミュニティー活動を販売パートナーやユーザーも含めて拡充、ミッションクリティカル環境での長期にわたる安定的なHP-UX利用をサポートしていくという。
■新製品の詳細
http://h50146.www5.hp.com/products/servers/integrity/topics/9500/