IBM、クロスチャネル・マーケティングやO2Oなどを支援する新ソフトウェア群「EMM V9.0」を発表
20種類以上のソフトウェアを個別またはワンパッケージで提供
「EMM V9.0」は、2010年に買収したUnicaおよびCoremetrics製品の複数の機能を統合し、新たな機能を追加したワンストップ・ソリューションだという。コールセンターやWebサイト、実店舗などさまざまな顧客接点をまたがる「クロスチャネル」でのマーケティング展開やオンラインとオフラインの購買活動の相互連携「オンライン・ツー・オフライン(O2O)」を実現するマーケティング施策など、今日の企業のマーケティングにおける課題解決を支援するとしている。
「EMM V9.0」は、販売促進キャンペーンの計画から実行、測定までを支援する「IBM Campaign」やWebサイトにおける顧客行動を分析できる「IBM Digital Analytics」、マーケティングの予算とプロセスを管理し、マーケティング活動の効率性を高める「IBM Marketing Operations」、オンラインとオフラインの販売データを統合し、総合的なマーケティング活動を支援する「IBM Digital Analytics Multichannel」など、機能の異なる20種類以上のソフトウェアを個別またはワンパッケージで提供するというす。また、「EMM V9.0」により、マーケティング業務における意思決定プロセスの管理やデータ管理も容易になるとしている。
さらに、「EMM V9.0」には、個々の顧客に対して複数のチャネルにわたる購買行動を分析し、適切な推奨(レコメンデーション)を提示できる機能や、実行段階に入ったキャンペーンの進捗やデジタルにおける行動データをリアルタイムに管理できる機能、他社のマーケティング・システムのデータを取り込んで活用できる機能、今後の施策を導くためのマーケティングの結果を分析する機能など、従来のUnicaおよびCoremetrics製品では提供していなかった複数の新しい機能が追加されているという。
「EMM V9.0」は、オンプレミス用ソフトウェアもしくはクラウドサービス(SaaS)で提供されるという。
■「IBM Enterprise Marketing Management」のWebページ
http://www.ibm.com/software/jp/marketing-solutions/
■「IBM スマーター・コマース」のWebページ
http://www.ibm.com/innovation/jp/smarterplanet/commerce/
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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