「Senju Family 2013」は、システム運用に関わる詳細な情報が、開発部門と運用部門で別々に管理されているという課題を解決するために、ユーザーと運用部門の距離を縮め、ユーザーからの要求に対して迅速な対応を可能にする機能を実現したという。
また、「Senju Family 2013」は、クラウド環境への対応も強化したという。既存環境とクラウド環境の管理を一元化し、現行と変わらないシステムオペレーションの運用により、クラウドコンピューティングのメリットを最大限に引き出すとしている。
発表によると製品の主な特徴は次のとおり。
・対応窓口の一元化、運用プロセス改善機能の充実で、柔軟かつ迅速に業務を改善
要求管理、障害管理、変更管理、リリース管理等の全ての運用プロセスにおいて、ユーザーからの対応窓口を一元化できるように、運用管理基盤を統合。これらの運用プロセス管理機能を充実させることにより、運用業務の改善を迅速に実現。また、さまざまな要求に対し、運用手順書に沿ったオペレーションを支援するほか、事業の変化やシステム更新に伴う運用プロセス変更にも柔軟に対応。
・運用オペレーション業務の自動化を推進
仮想環境へのサーバー追加・削除や、ジョブ操作の制御などを行うオペレーション作業を自動的に実行。これにより、手作業で生じやすい人的ミスを防ぐとともに、作業負荷を軽減。申請・承認ワークフロー機能と組み合わせることにより、運用作業の証跡を残すことが可能になり、内部統制や仮想環境のライフサイクル管理の徹底も可能に。
・ユーザー・開発部門・運用部門がリアルタイムに情報共有できる基盤の構築
管理ツールからのさまざまなシステム運用に関わる情報を集約し、必要な情報のみを一覧表示。Webブラウザやスマートフォンからも、運用状態がリアルタイムに把握できるようになり、オフィスを離れた環境からも、システムに関する情報や過去に蓄積された運用ノウハウをユーザー・開発担当者と運用部門それぞれが、迅速に入手・共有可能。
なお、NRIは、「Senju Family 2013」の発表セミナーを、3月5日(火)にNRI丸ノ内総合センター(東京)で開催するという。
■製品の新機能とセミナーの詳細
http://senjufamily.nri.co.jp/products/2013.html