IBMとStar Analyticsのソフトウェアの統合によって、IBMのビジネス・アナリティクス分野における取り組みが加速されるとともに、企業が独自のデータ・ソースに迅速にアクセスしたり、リアルタイムの洞察を得ることが可能になるという。発表では、多様なデータを包括的に把握する必要性が高まる中で、ビジネス・ユーザーがセルフサービスで重要な情報に自動的にアクセスするための手段が求められているとしている。
Star Analyticsのソフトウェアは、重要情報やレポーティング・アプリケーション、ビジネス・インテリジェンス・ツールの全社的統合の自動化という企業の新たな課題に対応し、社内やクラウド環境での解決を支援するものだという。このソフトウェアによって、メンテナンスの難しい専門的な情報ソースに対する従来のカスタム・コード化が不要になり、手間と時間のかかる手動プロセスも解消するという。
IBMは、スマーター・アナリティクスおよびビッグデータの技術、業界の専門知識において、幅広いポートフォリオを確立し、ビジネス・アナリティクス・アンド・オプティマイゼーション(BAO)を手がける約9,000人の専任コンサルタントと400人の研究者を擁しているという。20年連続首位となる記録的なイノベーション件数のうち、500近い特許が今後のアナリティクス・イノベーションの基盤となるものであり、IBMはこのイノベーションを通じて企業や政府機関を支援し、ビッグデータのパワーを最大限に引き出すとしている。
今回のStar Analytics買収は、通例の手順を踏んだ締結条件のもと、2013年の第1四半期に完了する予定だという。
■発表の詳細(英文)
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/40153.wss