「IIJ GIOリモートアクセスサービス」は、スマートフォンやタブレット、モバイルPCなど、端末の種類を問わず、自宅や外出先からインターネット回線を利用して、IIJサービスや企業のネットワークに接続できる環境を提供するクラウド型のリモートアクセスサービスだという。
IIJは、企業のBCP対策やテレワーク導入が進む中、あらゆる場所、さまざまな端末から社内システムを安全に利用できる仕組みが求められているが、安全なリモートアクセス環境を実現するための多機能なアプライアンス製品は導入コストが高く、冗長化、保守/運用対応の負荷や、スケーラビリティの柔軟性に欠けるなどの課題があるとしている。
「IIJ GIOリモートアクセスサービス」は、従来の課題を解決し、高度なアクセス認証・アクセス制御機能を安価なクラウド型で提供するという。ユーザーは、自社ネットワークに新たな機器を追加することなく、また、IIJの各種クラウド型サービスと組み合わせることにより、業務環境に応じた柔軟なリモートアクセス環境を構築することが可能だとしている。
「IIJ GIOリモートアクセスサービス」の特徴は次のとおり。
・強固なセキュリティ機能を提供
VPN接続時のアカウント認証に加え、接続時間帯、接続元IPアドレス、MACアドレス、サービス単位といったきめ細やかなアクセス制御により、セキュリティレベルの高い安全なリモートアクセスを実現。さらに、マトリックス認証オプション(2013年春提供予定)を利用することにより、なりすましや不正アクセスを防ぐ強力なセキュリティ環境を構築可能。
・端末/回線種別を問わない柔軟な接続形態に対応
端末や回線を選ばず、IIJサービスや企業のネットワークへ簡単に接続可能。VPN接続時のプロトコルはSSTP、L2TP/IPsec、PPTPに対応。さらに、「IIJモバイルサービス」「認証アウトソースサービス」を併用することで、インターネット上の脅威から隔離されたプライベート環境を構築でき、閉域接続と同様の高いネットワークセキュリティを実現可能。
・IIJサービスへのシームレスな接続を実現
IIJが提供する各種クラウド型サービスにも、リモート環境からシームレスに接続し利用可能。たとえば、「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」と組み合わせることで、モバイル端末からWebにアクセスする際のセキュリティを強化することが可能。