今回の機能強化内容は、以下の3点。
1.OpenFlow標準仕様Ver.1.3への準拠
PFCと新PFSがOpenFlowの最新仕様であるVer.1.3に準拠。これによりネットワーク構築の際のユーザーの機器選択肢が広がる。
2.接続端末の移動にも柔軟に対応できるMACマッピング機能
OpenFlowネットワークに接続する端末をどのスイッチのどのポートに接続しても、端末の固有情報を認識して、適切なネットワークポリシーを自動的に適用し、端末が所属すべきVTNに自動的に割り当てられるMACマッピング機能を提供。これにより、端末の移動やフロア変更の際もスイッチの設定変更が不要で、運用の効率化が図れるとともに、誤接続や誤設定によるトラブルを未然に防ぐ。
3.サーバ収容に最適なPFS「UNIVERGE PF5459」
新PFSは、フローテーブルに加えMACアドレステーブルも利用するMAC Forwarding機能により処理効率を向上させた。多数のサーバを収容するラックに設置し、ネットワークを束ねる用途として使用する場合などに最適。「UNIVERGE PF5459-48GT」は1Gを48ポート、「UNIVERGE PF5459-48XP」は10Gを48ポート搭載しており、サーバーのインタフェースに合わせて選択可能。
NECは、データセンターや企業等のネットワークにおけるニーズに対応するため、今回のPFC機能強化およびPFSのラインアップ拡充を行う。データセンターや企業内ネットワークでのOpenFlowの適用領域を拡大し、より多くのユーザーへのOpenFlow導入を進め、パートナーと連携しながら、Software-Defined Networking(SDN)市場の活性化を推進するという。
新製品の価格は以下の通り。
・製品名:UNIVERGE PF5459-48GT、価格(税別):1,550,000円、出荷日: 2013年7月25日、別途付属品が必要
・製品名:UNIVERGE PF5459-48XP、価格(税別):3,450,000円、出荷日:2013年7月25日、別途付属品が必要