「CONNECT」は、複数のデータベースなどの重要なデータに対して、関連するビジネスコンテキストを結び付け、共有することができるという。データベースツールとも連携するため、これまで利用してきたツールの価値をより高め、データガバナンスのより一層の促進が可能になるとしている。
「CONNECT」は、エンバカデロのデータ管理プラットフォームのコアコンポーネント。データベース管理者から、アーキテクト、設計者、開発者、ガバナンス管理者、ビジネスユーザーに至るまで、組織内の関係するすべてのユーザーに対して、既存のテクノロジーの変更を必要としない、共通のコラボレーションインフラを提供するという。
「CONNECT」は、利用可能なすべてのデータソースに対して、単一の検索可能なレジストリ「エンタープライズ・インフォメーション・マップ」を作成することができ、データ管理ツールとビジネス定義の統合を実現するという。ユーザーは、ビジネスポリシーに従いながら、権限に基づいてより多くのデータを有効活用できるようになるという。
発表によると、「Embarcadero CONNECT」の主な機能は次のとおり。
・エンタープライズ・グロッサリー:拡張可能なエンタープライズ・グロッサリーにより、企業内で共通のビジネス定義を表示、保存、一元管理。
・データソース・レジストリ:有効なデータソースをすべて登録した検索可能な単一のレジストリにより、検索に費やす時間を削減。
・ソーシャル・エンタープライズ・コラボレーション:活動や議論の流れ、通知、フォロー、いいね、といったソーシャル機能を組織内のコラボレーションに活用。
・インライン定義:登録されたデータ要素やビジネス用語を、データベースツールで直接表示。
・セマンティック・マッピング:テーブル、列、エンティティ、属性などの重要なデータ要素にビジネス用語を関連付け。