「NB56000c」は、HP Integrity BL860c i4サーバーをベースとしたブレード型システムで、CPUにクアッドコアのインテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリーを搭載し、動作周波数を2.4GHzに向上、最大メモリ搭載容量を1ブレードあたり最大96GBに拡張、OSの最適化も行ったという。それにより、従来モデルの「NB54000c」と比べて、性能を約1.5倍に向上したとしている。
また、高速なデータアクセスが可能なSSDを「NB56000c」に搭載した場合、HDDを搭載した「NB54000c」との比較では5.7倍もの飛躍的な性能向上を実現しており、NonStopサーバーとして最高のデータベースマシンに仕上がっているとしている。
この性能向上により、システム全体のプロセッサー数の減少が可能になり、システム投資額を大幅に抑えた形で最新機種に移行が可能になるという。
また、「NB56000c」の発売と同時に、他社データベースサーバーから「NonStopサーバー」で稼働する超並列リレーショナルデータベースシステムであるHP NonStop SQL/MXへのマイグレーションを促進するために、「NonStop SQL移行推進プログラム」を開始するという。
このプログラムでは、データベース環境をHP NonStop SQL/MXへ移行する際の移植性を無償でアセスメントするほか、移行に関わる概算の費用・工数、および「NB56000c/HP NonStop SQL/MX」に移植した際の性能評価などをレポートで提示するものだという。
さらに、日本HPでは、2013年5月に「HP NonStopプレミアムパートナー・プログラム」を立ち上げており、今回の「NB56000c」の投入によってパートナー協業による販売拡大をさらに推進するとしている。
■製品の詳細
http://h50146.www5.hp.com/products/servers/nonstop/hardware/nb56000c/