このサービスは、基幹系だけでなく顧客接点や部門サーバーといったフロントエンドのシステムにおいても、ビジネス機会の損失につながるシステム停止の予防対応を重視して安定稼働を支援するため、従来のIBM機械保守サービスのメニューを拡充し、定期点検やファームウェア対応を加えて提供するものだという。
サービスの対象機器は、IBM System x、IBM PureFlex System、IBM Power Systems、IBM System Storage(一部対応機種を除く)などで、価格はIBM Power Systems Power 720の場合、342,000円(税別、年額、サンプル構成)だという。
IBM機械保守サービス 「ベーシック・セレクション」は、従来の部品交換や修理対応に加えて、予防保守としての定期点検やファームウェア対応といったメニューをパッケージ化したサービス。
予防保守に対応したサービスは、従来からオプションとして提供していたが、ユーザーがその必要性を個々に評価検討することが必要だったという。新サービスは、IBMの保守の経験から必要性が高いと考えられるサービスをパッケージ化したもので、予防対応から事後対応までをまとめた機械保守サービスを簡単に選択することが可能になったという。
さらに、追加サービスとして、情報漏えいリスクに厳格な場合には、不具合で交換した記録媒体を自社で保管するデータ・セキュリティー・サービスを選択することが可能だという。
サービスの概要は次のとおり。
・オンサイト・サービス
従来の標準保守サービス同様、部品交換・修理を技術員がオンサイト対応。障害箇所がユーザーで交換可能な部品(CRU: Customer Replaceable Unit)でも技術員が交換。
・定期点検
年1回のシステム点検作業で正常稼動を確認(機器清掃、エラーログ点検、異音・異臭、目視点検)。
・ファームウェア対応
情報提供:システムの稼働環境やシステム構成に合わせた最新・最適情報をメール通知
未然防止:障害予防のための定型点検時に最新ファームウェア事前適用
障害対応:障害復旧のためのファームウェア適用
・データ・セキュリティー・サービス(追加サービス)
障害対応で交換したHDD、SSD、フラッシュ・メモリーをIBM所有とせずユーザーに提供。
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