このサービスは、ネットワーク仮想化技術を活用することで、既存の企業ネットワークやインターネット環境上に、利用目的に応じた新たなネットワーク空間としてオーバーレイ・ネットワークを構築し、拠点やネットワークの変更などをオンデマンドで実施することが可能になるとしている。
「Arcstar Universal One」に接続されたネットワークやインターネット環境上で、利用目的に応じたオーバーレイ・ネットワークを必要に応じていくつでも構築できる新たなサービスだという。
パソコンやスマートフォンなどの各種デバイスに専用アプリをインストール、または専用アダプタを設置するだけで、既存のネットワーク環境を変更することなく、柔軟かつセキュア・オンデマンドなネットワークを安価に構築できるという。
また、「NTTコミュニケーションズ ビジネスポータル」を通じて一体的な管理・運用が可能なため、ネットワークの追加や変更期間を大幅に短縮できるという。
発表によると、この サービスの特徴は次のとおり。
・既存ネットワーク環境やIPアドレスを変更せず、新規にネットワークを構築可能。
・利用用途や目的に応じて、複数のネットワークを構築し所属することが可能。
・専用アダプタの既存ネットワークへの設置、あるいはパソコンやスマートデバイスに専用アプリをインストールするだけで、新規にネットワークを構築可能。
・インターネット環境があれば、いつでもどこでも目的のネットワークに接続。
・ビジネスポータルから一元管理および運用が可能。
・追加・変更などの手続きも、ビジネスポータルからオンデマンドで設定。
なお、ネットワーク仮想化技術としては、NTT Com独自開発のソフトウェアを利用しており、各種デバイス・専用アダプタ間の通信は暗号化され秘匿性を確保しているという。ビジネスポータルから自由にオーバーレイ・ネットワークに接続・切断できるコントローラ機能もNTT Com独自開発で実現しているという。
このサービスは、日本、米国、シンガポール、イギリス、香港、ドイツ、オーストラリアなど、世界21カ国で利用可能となるという。今後、2015年3月末までに世界主要30カ国程度へ提供国の拡大を予定しているとしている。