今回設定された新たなコンピュートクラス「Guaranteed」プランは、リソース確保型のCPUおよびメモリを提供するプラン。顧客は、現行のリソース保証型「Premium」プランと同等品質のSLAに対応したプランを、従来の60%の料金で利用できるようになる。また、既存のコンピュートクラス「Standard」プラン、およびストレージクラス「Standard」プランの料金を最大25%値下げするという。
コンピュートクラス「Guaranteed」プランとストレージクラス「Standard」プランを組み合わせることで、最小構成で月額14,000円程度(従来の約半額)からの利用が可能になり、また、標準的な構成においても従来の約65%の料金で利用できるとしている。
また、「Bizホスティング Enterprise Cloud」では、従来のハードウェア型と同等の機能で、より安価に利用できる、ソフトウェア型のファイアウォール機能、ロードバランシング機能、IPSec終端機能を一体で提供する「統合ネットワークアプライアンス」が提供される。
最大100Mbpsの通信が可能な処理能力を持ち、必要な性能や冗長構成にあわせ4つのプランから選択できるという。ハードウェア型と比べて、最小構成で約80%安価な料金で利用可能だという。
各種動作設定は、コンピュートリソースとあわせてカスタマーポータルから設定可能であり、海外9カ国/地域、11拠点のサーバー環境とネットワーク環境を同一インターフェースから制御可能だという。
さらに、「Bizホスティング Enterprise Cloud」において、LAN環境とNTT Comが提供するデータセンターのコロケーションエリアの顧客利用ラックを、同一セグメントとして無料で接続する「コロケーション接続サービス」が新たに提供される。
接続は1Gbpsネットワークを冗長化し、低遅延で信頼性の高い環境を実現しており、VLAN多重機能による複数セグメント(最大24セグメント)にも対応。また、カスタマーポータル画面から、VLANの追加や削除など、システム構成の設定をオンデマンドで変更可能だという。
この機能により、クラウドやコロケーション間の物理的距離や設備環境を意識せず、ハイブリッドクラウド環境として一体的に運用することができるという。
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